MoonBears Field Log
MOONBEARS
説明書・機能構想 更新版
キャンプの計画・準備・設営・滞在・撤収・帰宅後を一本につなぐ
| この文書の範囲 MoonBearsの記事・コラム管理と、キャンプの計画・準備・設営・滞在・撤収・ギア点検を支える機能をまとめた説明書です。 |
更新日:2026年8月27日
対象:Android(主な検証端末 Google Pixel 9a)
版:Ver.2.0
1. MoonBears Field Logとは
最初は、MoonBearsの記事改修を管理するTODOリストだった。 そこから、キャンプへ行く前の準備、現地での設営、滞在中の判断、撤収時の忘れ物防止、帰宅後のギア点検までを一つにつなぐアプリへ広がった。
MoonBears Field Logは、数値だけで「安全」「正解」と断定するものではない。初心者にも分かる言葉で、なぜ確認が必要なのか、次に何をすればよいのかを短く示し、使うほど自分で判断できるようになることを目指す。
| 固定ページ用の紹介文 キャンプ場を選ぶ。必要な装備をそろえる。風と気温を見ながらテントを設営する。焚き火を楽しみ、帰る前にペグや火消し、ゴミ、落とし物を確かめる。MoonBears Field Logは、準備から帰宅後の手入れまでを、初心者にもやさしく支えるAndroidフィールド管理アプリです。 |
2. 対象利用者と提供価値
| 対象 | 提供する支援 |
| キャンプ初心者 | 持ち物、設営、安全確認、撤収の「次にすること」を分かりやすく示す |
| 経験者 | 忘れ物や点検漏れを減らし、過去の記録を次回計画へ再利用する |
| 静かなキャンプを求める人 | 混雑傾向、時間帯別の静けさ、風・光・焚き火等を記録する |
| MoonBears運営者 | 記事・コラム改修、今日の作業、キャンプ場、所有ギアを一括管理する |
3. 現在の基本構成
| 機能領域 | 内容 |
| 記事・コラム管理 | 通常投稿MBxxxxとコラムcoxxxxの改修状況、日付、履歴を記録 |
| 今日の作業 | その日に行う作業と進捗を確認 |
| キャンプ場メモ | キャンプ場名、訪問日、サイト、現地で気づいたことを保存 |
| 必要アイテム/グッズ | 購入候補、必要な物、検討事項を管理 |
| 所有中のキャンプグッズ | 現在使用している装備を登録し、準備・撤収・点検へ連携 |
| バックアップ・設定 | 端末内保存、JSON完全バックアップ/復元、CSV書き出し/再取込 |
3.1 データ保全
- 通常操作は端末内へ自動保存し、オフラインでも基本情報を利用する。
- JSONはアプリ全体を元へ戻すための完全バックアップとして扱う。
- CSVは、アプリが使えなくなってもExcel等で読める保険として扱う。
- 外部データを使う機能は、取得日時と「更新できていない状態」を明示する。
4. 装備チェックリスト自動生成
キャンプ条件を入力すると、必要な装備をルールに基づいて自動生成する。単に品名を並べず、「最低気温5℃のため追加」など必要な理由も短く表示する。
| 区分 | 入力例 |
| 日程・人数 | キャンプ日、泊数、ソロ/複数人 |
| 宿泊形式 | テント泊、ハンモック泊、車中泊 |
| 場所・環境 | キャンプ場、標高、最高・最低気温、天気、風速 |
| 行動 | 焚き火、調理、電源サイト、雨天の可能性 |
| 移動 | 車、徒歩、バイク |
| 過ごし方 | 静かに過ごす、焚き火中心、撮影、食事中心 |
4.1 生成結果
| 分類 | 意味 |
| 必須 | 安全や宿泊に欠かせない装備 |
| 推奨 | 条件により持参した方がよい装備 |
| 状況次第 | 利用者の過ごし方で選ぶ装備 |
| 不足 | 所有ギアに登録されていない、または数量不足 |
| 要確認 | 状態・電池・燃料・消耗品等を確認する装備 |
- 生成後は項目を追加・削除でき、チェック状態を自動保存する。
- 前回のリストを複製し、忘れた物を次回の必須候補へ反映する。
- 夜の冷え込み予測、標高、焚き火予報と連携し、不足装備を提案する。
5. 設営ガイド(通常図解+将来AR)
最初に文章と図による確実なガイドを用意し、その後、カメラへ基準線・矢印を重ねる簡易ARを追加する。ARが使えない端末でも通常ガイドを利用できる。
| ガイド | 内容 | 注意点 |
| ペグの角度 | ロープ方向、ペグ種類、土質に応じた基準線を表示 | 一律に45度と断定しない |
| ガイロープ | 接続点、ペグ位置、方向、距離を線で案内 | カメラだけで張力を断定しない |
| テントの向き | 風向き、太陽位置、朝日、夜の冷え込みから候補方向を提示 | 木、斜面、建物、現地風を優先 |
| サイト配置 | 焚き火、テント、タープ、車、人の動線を図解 | キャンプ場の規則と区画を優先 |
5.1 テント設営方位ガイド
- 風を受けにくい向き、朝日が入りやすい向き、日中の日射を避ける向きを別々に示す。
- 利用者が「風優先/朝日優先/日陰優先」を選び、候補を比較できる。
- 気象API+方位センサーを基本とし、最終判断は現地の風と地形を優先する。
6. 撤収チェックリスト
準備時に登録した持参品と、現地で実際に使用した装備をもとに、そのキャンプ専用の撤収リストを自動生成する。持参していない物は表示しない。
| 段階 | 主な確認 |
| 1. 装備回収 | ペグ、ハンマー、ガイロープ、テント、タープ、調理器具、照明 |
| 2. 安全・原状回復 | 火消し、灰・炭・薪、ゴミ袋、地面、炊事場、忘れ物 |
| 3. 出発前の最終確認 | サイトを一周し、車の周囲・屋根・荷室、落とし物を確認 |
| 数量確認の例 ペグ 準備12本/回収11本 →「あと1本回収できていません」と警告する。紛失・破損の場合は理由を記録し、ギア台帳へ反映する。 |
- 焚き火をした場合だけ、火消し完了、灰、焚き火台、耐熱シート、周囲の火種確認を追加する。
- 数量が合わない場合は原則として完了扱いにせず、理由入力を求める。
- 完了日時と結果をキャンプ場メモへ保存する。
7. ギア点検・メンテナンス
ギアの寿命を年数だけで決めず、使用回数、保管状態、点検結果、修理履歴から判断する。アプリは交換を機械的に断定せず、「点検が必要」「交換候補」として知らせる。
| 記録 | 内容 |
| 基本情報 | 購入日、使用開始日、使用回数、最終使用日、最終点検日 |
| 状態 | 良好/注意/修理が必要/交換候補 |
| 点検 | 劣化箇所、写真、生地、縫い目、部品、燃料漏れ、異常発熱等 |
| 履歴 | 洗浄、乾燥、修理、撥水処理、部品交換 |
| 次回 | 次回点検予定日、買い替え候補、次回持参前の確認 |
| ギア | 主な点検項目 |
| テント・タープ | 生地、縫い目、シームテープ、撥水、ポール |
| ペグ・ロープ | 曲がり、亀裂、先端、毛羽立ち、切れ、自在金具 |
| シュラフ | 保温性、湿気、ファスナー、中綿の偏り |
| 火器・ランタン | 点火、燃料漏れ、ホース、パッキン、ガラス |
| 焚き火台 | 変形、亀裂、腐食、接合部 |
| ポータブル電源 | 充電回数、容量低下、膨張、異常発熱 |
| 安全上の原則 火器・燃料器具・バッテリーをアプリが「安全」と断定しない。異常がある場合は使用を中止し、メーカー説明書や点検窓口を案内する。 |
8. キャンプ場の混雑・静かさ支援
8.1 混雑・静かさ予測
曜日、祝日、連休、季節、天気、気温、営業期間、過去の訪問記録から、混雑の可能性と「静かに過ごしやすい可能性」を段階表示する。予約データがない場合は満員や残り区画数を断定しない。
- 表示:空いている可能性が高い/やや混雑/混雑の可能性が高い/予測困難
- 炊事場が混む時間、静かになった時間、車の出入り、サイトの状況を記録
- 将来は正式な予約情報や匿名の利用報告との連携を検討
8.2 音の静けさ参考指数
スマホで30秒間の音量を測り、夕方・夜・早朝の平均音量と最大音量から、キャンプ場の静けさを参考指数として記録する。正式な騒音計ではないため「参考値」と明記する。
| 参考値 | 表示 |
| 40dB未満 | とても静か |
| 40〜49dB | 静か |
| 50〜59dB | 周囲の音を感じる |
| 60〜69dB | にぎやか |
| 70dB以上 | かなり音が多い |
- 音の種類は、話し声、車、川、風、鳥などから手動選択する。
- 録音音声は保存せず、端末内で音量を計算した後に破棄する。
- 端末ごとのマイク差、風、設置場所を考慮し、キャンプ場を断定評価しない。
9. 夜の冷え込み予測と標高表示
キャンプ場の時間別予報、標高、湿度、露点、風、雲量から、夕方から明け方までの冷え込みを表示し、防寒装備の確認につなげる。
表示例 キャンプ場:〇〇高原キャンプ場 / 標高:約850m 夕方14℃ → 明け方7℃ / 夜間低下 -7℃ / 体感最低5℃ 厚手の上着、適温対応シュラフ、湯たんぽを確認してください。 |
| 項目 | 仕様 |
| 標高 | GPS・住所・キャンプ場情報から取得し、「約○m」と表示。手入力修正に対応 |
| 夜間気温 | 夕方、深夜、明け方、最低気温、夕方との差を表示 |
| 体感 | 風速等を含む体感温度を別表示 |
| 湿度・露点 | 結露・霧の可能性を知らせる補助情報として利用 |
| 装備連携 | 予想最低気温に応じて防寒着、シュラフ、湯たんぽ等をチェックリストへ追加 |
気象APIが標高補正済みの気温を返す場合は二重補正しない。谷、林、湖畔、斜面などの局地差があるため、予測値であることと取得時刻を明記する。
10. 焚き火支援
10.1 焚き火予報
風、突風、降水、乾燥、気温、火災に関する警戒情報、キャンプ場ルールを組み合わせ、焚き火のしやすさと注意点を表示する。気象条件だけで「焚き火可能」と断定しない。
| 確認条件 | 表示・連携 |
| 風速・突風 | 風に注意/短時間・小さな火/焚き火を控える |
| 降水・乾燥・気温 | 火の扱い、薪、防寒、撤収時の注意 |
| 警報・注意報 | 警戒情報を明示し、必要に応じて中止を促す |
| キャンプ場ルール | 直火可否、可能時間、管理者の指示を最優先 |
| 装備状況 | 焚き火台、シート、耐熱グローブ、火消し用品を準備へ追加 |
10.2 焚き火台の高さ・地面保護ガイド
- 焚き火台の地面からの高さ、火床の構造、通気、地面との距離を入力・測定する。
- 低すぎる場合は空気不足や地面への熱影響、高すぎる場合は風や熱の逃げ方を確認する。
- 機種ごとの適正高さを一律に断定せず、メーカー仕様とキャンプ場規則を優先する。
- 耐熱シート、芝生、落ち葉、乾燥状態を確認し、地面保護を案内する。
10.3 煙トラブル確認ガイド
煙の色をカメラだけで自動診断せず、利用者が状態を選び、原因を順番に確認する。
| 選択 | 確認すること |
| 白っぽい煙 | 薪の湿り、くすぶり、火床温度、薪の追加量 |
| 黒っぽい煙 | 空気の通り道、薪の詰めすぎ、燃料・付着物 |
| 煙が多い | 薪の乾燥、風、焚き火台の通気、炎の状態 |
| 炎が弱い | 空気不足、薪の組み方、灰の詰まり、過剰な燃料 |
| 判定しないこと 煙が透明でも完全燃焼や安全を断定しない。一酸化炭素はカメラで確認できない。煙診断ではなく、初心者向けの原因確認ガイドとして扱う。 |
11. 機能がつながる一連の流れ
| 場面 | アプリの支援 |
| 計画 | キャンプ場メモ、混雑・静かさ予測、標高、夜の冷え込み、焚き火予報 |
| 準備 | 条件入力、装備リスト生成、所有ギア照合、数量確認 |
| 設営 | 通常図解、簡易AR、風と太陽を考慮したテント方位、焚き火台の高さ |
| 滞在 | 気温・風・焚き火の注意、静けさ記録、使用ギアの記録 |
| 撤収 | 数量、火消し、ゴミ、原状回復、サイト一周、落とし物 |
| 帰宅後 | 破損・紛失の反映、点検・メンテナンス、次回準備 |
| 設計の強み 一度入力したキャンプ条件、所有ギア、数量、使用履歴を、準備・設営・撤収・点検・次回計画へ繰り返し利用する。単機能の集合ではなく、一つのキャンプ記録が循環するアプリにする。 |
12. 主要画面構成
| 画面 | 主な内容 |
| ホーム | 今日の作業、次のキャンプ、記事管理、各モジュールへの入口 |
| キャンプ計画 | 場所、日程、人数、過ごし方、天気、標高、焚き火 |
| 装備 | 自動生成、所有ギア照合、数量、追加・削除、理由表示 |
| 現地ガイド | 設営、テント方位、焚き火台高さ、煙トラブル |
| キャンプ中 | 気象、冷え込み、静けさ記録、使用ギア |
| 撤収 | 装備回収、安全・原状回復、出発前一周 |
| ギア管理 | 状態、使用回数、点検、修理、写真、次回予定 |
| 記録・設定 | キャンプ場、履歴、JSON、CSV、復元 |
13. 開発ロードマップ
| 段階 | 内容 | 位置づけ |
| 第1段階 | 既存管理、端末保存、JSON・CSV、全画面タン色、正常起動 | 現在の基盤を安定 |
| 第2段階 | 装備チェックリスト、所有ギア照合、数量 | 初心者支援の入口 |
| 第3段階 | 撤収チェック、点検・メンテナンス連携 | 記録を循環 |
| 第4段階 | 標高、夜の冷え込み、焚き火予報 | 計画・防寒支援 |
| 第5段階 | 混雑・静かさ予測、音の静けさ参考指数 | MoonBears独自価値 |
| 第6段階 | テント方位、焚き火台高さ、煙ガイド | 現地判断支援 |
| 第7段階 | 通常図解から簡易AR・本格ARへ | 高度な設営支援 |
14. 直近の開発工程
- プロジェクトを日付入りでバックアップする。
- ScrollViewを含め、画面下端までタン色へ統一する。
- Pixel 9aで全ページの表示と正常起動を確認する。
- 装備チェックリスト画面と基本入力欄の土台を作る。
- 条件入力 → 生成ボタン → 仮リスト表示まで確認する。
| 停止基準 Gradleやコードエラーで30分以上止まる場合は、新機能を広げず、正常起動とデータ保全の確認へ戻る。円広志コンサート状態を避け、一本道で進める。 |
15. 設計原則と安全方針
- 初心者にやさしい言葉を使い、必要な理由と次の行動を短く示す。
- アプリは安全、完全燃焼、適正設営、混雑状況などを断定しない。
- 現地状況、キャンプ場規則、管理者の指示、メーカー説明書を優先する。
- 外部データには提供地点、取得時刻、予測/実況、更新失敗を明記する。
- 一度入力した情報を準備、撤収、点検、次回計画へ再利用する。
- カメラ、AR、通信が使えない場合にも、通常ガイドと手入力で利用できる。
- 位置、音、写真、所有物等の情報は原則端末内に保存し、共有は本人操作で行う。
- 機能を一度に増やさず、正常起動とバックアップを確認しながら段階的に追加する。
16. 採用・見送り判断
| 案 | 判断 | 理由・代替 |
| 薪の乾燥度カメラ判定 | 見送り | 反射・色だけでは精度不足。購入時や使用時の手動確認ガイドを優先 |
| 煙の色による完全燃焼判定 | 見送り | 一酸化炭素を確認できない。煙トラブル確認ガイドへ変更 |
| 焚き火台の高さガイド | 採用 | 高さだけで火力を断定せず、通気・地面保護と一緒に確認 |
| テントの向き自動提案 | 採用 | 風・太陽・方位を候補表示し、現地地形を優先 |
| 音の静けさ参考指数 | 採用 | 端末差を明示し、時間帯別の参考値として記録 |
17. 更新履歴
| 日付 | 版 | 主な更新 |
| 2026-08-24 | 初期構想 | アプリ名、基本モジュール、端末保存、JSON・CSVを整理 |
| 2026-08-27 | Ver.1.0 | 装備自動生成、AR設営、撤収、ギア点検、混雑・静かさ予測、焚き火予報を追加 |
| 2026-08-27 | Ver.2.0 | 対象範囲を整理。冷え込み・標高、静けさ指数、テント方位、焚き火台高さ、煙トラブル等を統合 |
18. 最終方針
| MoonBears Field Logが目指すもの 忘れ物を減らすだけではなく、初心者が「なぜ確認するのか」を知り、現地の変化に気づき、自分で判断できるようになること。キャンプ前から帰宅後までを一つにつなぎ、静かなキャンプを安心して楽しむためのフィールドノートへ育てる。 |