キャンプ場に着いたときは暖かかったのに、日が沈むと急に空気が冷たくなる。
翌朝、テントの内側には水滴がつき、寝袋や道具もしっとりと湿っている。キャンプをしていると、そんな朝を迎えることがあります。
登山でも同じです。
歩いている間は暑いくらいだったのに、立ち止まった途端に汗で濡れた服が冷たく感じられる。少し標高が上がっただけでも、風や雲の様子とともに、空気の感触が変わることがあります。
暑い。寒い。湿っている。
私たちは、そうした変化を身体で感じています。しかし、その変化を数字で見ることができれば、これまでとは少し違った気づきがあるのではないか。
そう思い、キャンプや登山へ持っていける温湿度計を探してみました。
屋外へ持ち出すなら、小さくて丈夫なものがいい
自宅で使っている温湿度計なら、少しくらい大きくても困りません。棚や机の上に置いたまま、数字を確認できれば十分です。
けれど、キャンプや登山となると話は変わります。
荷物はなるべく増やしたくない。雨や朝露に濡れることもある。テントの中だけでなく、外の空気も測ってみたい。
高精度であっても、大きくて重ければ、そのうち持っていかなくなるでしょう。小型でも水に弱ければ、屋外では置き場所に気を使います。
必要なのは、持ち歩くことを負担に感じない小ささと、少しくらい天候が崩れても使える丈夫さでした。
さらに、温度と湿度の変化をスマートフォンへ記録できれば、夜から朝までの移り変わりも後から確認できます。
屋外用の温湿度計には、測定精度だけでなく、携帯性、防水性、記録のしやすさも必要なのだと思います。
数字が分かると、行動を少し早められる
温湿度計があるからといって、自然の変化をすべて予測できるわけではありません。
ただ、感覚だけだったものに数字が加わると、行動を起こすきっかけになります。
日没後、思ったより早く気温が下がっていれば、防寒着を出す。湿度が上がり始めていれば、テントの換気を見直す。朝の気温が上がってきたら、暑くなる前に撤収を始める。
テントの結露は、外気との温度差や湿度、換気の状態などが重なって起こります。その仕組みについては、キャンプ初心者向け|キャンプでテントが結露する理由で詳しく整理しています。
登山でも、休憩中に気温が下がっていることが分かれば、身体が冷える前に一枚羽織る判断ができます。
温湿度計が教えてくれるのは、何をすべきかという答えではありません。
「少し空気が変わってきた」と気づかせてくれる。その小さな気づきが、キャンプや登山では意外に役立つのだと思います。
一方で、数字は置き場所によって変わります。
直射日光の下では本体が熱を持ちます。身体やリュックに密着させれば、体温や汗の影響を受けます。地面の近くや焚き火のそばでも、周囲の空気とは違う数字になるでしょう。
測るときは、日差しや熱源を避け、身体から少し離れた風通しのよい場所を選ぶ必要があります。
温度と湿度から見えてくること
空気の変化は、数字だけで決まるものではありません。
それでも、気温と湿度の動きを見ていると、次に起こりそうなことを考える手がかりになります。
| 温湿度の変化 | 起こりやすいこと | そのときに考えたいこと |
|---|---|---|
| 日没後に気温が下がる | 身体が冷えやすくなる | 早めに防寒着を着る |
| 気温が低く湿度が高い | テントや寝具が結露しやすい | 換気を見直す |
| 気温と湿度がともに高い | 蒸し暑く、汗をかきやすい | 水分補給と休憩を増やす |
| 夜間に湿度が上がる | 夜露で道具が湿りやすい | 濡らしたくない物を収納する |
| 朝に気温が上がり始める | テント内が暑くなる | 換気や撤収を早める |
| 移動中に気温が下がる | 標高や天候が変化している | 服装と周囲の様子を確認する |
もちろん、同じ気温と湿度でも、風や日差し、標高、服装、体調によって感じ方は違います。
数字を信じ切るのではなく、空を見て、風を感じ、自分の身体にも問いかける。そのうえで温湿度の記録を見るくらいが、ちょうどよい付き合い方でしょう。
小さなSwitchBot防水温湿度計
今回、私が選んだのはSwitchBotの防水温湿度計です。
箱から取り出してみると、想像していた以上に小さいものでした。これならキャンプ道具の中へ加えても邪魔にならず、登山のリュックにも取り付けられます。
小さな本体には、スイス製の高精度温湿度センサーが搭載されています。4秒ごとに温度と湿度を測定し、温度は0.1℃単位、湿度は1%単位で変化を確認できます。
防水・防塵性能はIP65。雨や水しぶきに耐えられるため、屋外へ持ち出しやすい仕様です。ただし、水中へ沈めても大丈夫という完全防水ではありません。
本体には液晶画面がなく、測定した数値はBluetoothで接続したスマートフォンから確認します。
画面がないことを不便に感じる人もいるでしょう。反対に、表示部分がないぶん本体は小さく、現在の数値だけでなく、時間による変化をグラフで見られる利点があります。
一目で数字を確認したいのか。それとも、小ささと記録を重視するのか。
ここは、使い方によって好みが分かれるところだと思います。
SwitchBot防水温湿度計の詳しい仕様や価格は、以下の商品ページで確認できます。
【SwitchBot防水温湿度計の商品リンク】
まとめ
キャンプや登山では、空気の変化を身体で感じることが基本です。
けれど、その感覚に温度と湿度の数字が加わると、今まで見えなかった変化が少しだけ見えるようになります。
防寒着を出す。テントを換気する。濡らしたくない道具を片づける。
温湿度計は、その行動を決めてくれるものではありません。ただ、「そろそろ考えた方がよい」と教えてくれる小さなきっかけにはなります。
SwitchBot防水温湿度計は、高精度なセンサーを備えながら、小型で防水・防塵にも対応しています。
大げさな装備を増やすことなく、目に見えない空気の変化を知る。
キャンプや登山へ持っていく道具として、この小ささはちょうどよいと思いました。
気温が変われば、夜を快適に過ごすための寝具も変わります。シュラフを考えるときは、寝袋は温度変化で選ぶ|WAQダウンスリーピングバッグが作る静かな夜も参考にしてください。
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